大学院進学、ちょっと待った!大学院に進学すべきでない人。
大学4年だけど、やりたいこともないし就職したくないからしとりあえず大学院に進学しとくか。
そう考えている人は詰みます。
人生100年時代の中で、修士課程の2年ぐらいと思っているかもしれませんが、これが非常に危ない考えです。
若い時の2年間は非常に大切な2年間です。
無駄な時間を過ごさないためにも、しっかり自分の意思で進路を決定しましょう!
私は大学院を卒業しましたが、在籍当時は辞めたくて仕方ありませんでした。
正直あの我慢の2年間をもっと他のことに使っていたら、、、
と思っています。
この記事を書いている私は以下のとおりです。
✔ 大学4年間でスポーツ健康科学を専攻
✔ 大学院ではスポーツ生理学の分野を研究
もし中途半端な気持ちで大学院に進学したいと思っているなら、この記事が参考になると思います。
大学院に進学すべきでない人
結論、以下のような考えの人は修士課程2年間は精神的にキツイと感じるかもです。(研究自体はしんどい。)
✅ まだ学生でいたいがために院進学を希望する人
✅ 特に研究内容について興味がない人
✅ 人生100年だし2年くらい大学院で過ごしてもいいかと考えている人
✅ 金無し、貧乏生活に耐えられない人
✅ 周りに流されて進学する人
✅ 学歴ロンダリングしたい人
まだ学生でいたいがために院進学を希望する人
人によっては良しと考える場合がありますが、いかんせんお金がかかります。
もし学生の期間を長くしてまとまった時間がほしいと考えるなら、大学3年や4年時に休学をしてしまうのが良いかと思います。
休学なら、在籍を残すことはできますしお金も殆どかかりません。
特に研究内容について興味がない人
大学院は研究するところです。
学部のときみたいに授業はありますが、殆どは研究に多くの時間を費やさなければなりません。
なので研究内容自体に興味がないと辛い大学院生活になってしまうことは目に見えています。
もし研究内容に興味がないなら、進学は辞めましょう。
人生100年だし2年くらい大学院で過ごしてもいいかと考えている人
100年のうち2年。
人生の50分の1を時間を大学院で過ごすことになります。
たった50分の1(2年)と思うかもしれませんが、若い時の2年間は年をとってからの2年とは比較になりません。
おそらく若い時の2年は80歳の時の10年分、あるいはそれ以上かもしれません。
時間は有限であること。
若い時の2年は貴重だということを強く意識すべきだと思います。
金無し、貧乏生活に耐えられない人
大学院生でもアルバイトはできますが、研究室によっては研究に専念するようにと禁止しているところもあります。
なので、学部生のときより稼げる金額は減りますし、遊ぶのも土日のみになるはずです。
つまり、お金と時間が学部生のときよりも減ります。
それが苦痛で耐えられないのであれば、大学院での生活は苦しくなります。
周りに流されて進学する人
自分の意思で進路を決定しないと必ず後悔します。
なぜ、進学するのか。
進学してどんな研究をするのか。
そういうことを考えないと研究がうまくいかない時に「なんで自分は研究しているんだろう」ということになってしまいます。
学歴ロンダリングしたい人
学歴は高いほうがいいですが、学歴が高いとその分周りからも期待されます。
なので、周囲からの期待という見えない壁(見なくてもいい壁)に圧を感じるかもしれません。
「大学院を卒業したんだから・・・」というワードを投げつけられるかもしれません。
自分をよく見せたい、高学歴でいたいという欲求は別に良いと思いますが、
低学歴から変な見栄やプライドがない状態で這い上がるほうが簡単な気がします。
経験談 大学院で良かった経験
国際学会、国内学会での研究発表経験
自分の研究を世の中に発表する経験はいい経験になりました。
発表自体も大事ですが、そのための資料作成から伝え方、言葉選びなど。
伝える立場に立つことで、自分に足りない要素が明らかになるのでよかったです。
海外での共同研究参加
海外での共同研究ということで、自分のお金を一切差買わず、研究費で海外で生活できるのは非常にラッキーでした。
英語でのコミュニケーションの練習にもなりました。
すこしだけ英語へのハードルが下がった
毎日英語の論文とにらめっこしていたので、読解についてはすこし慣れることができるかもしれません。
ただ自分の専門分野外の論文は読めるようになりません。
なぜなら専門的な英単語が使用されているからです。
まとめ
社会人になってからでも大学院には通えます。
日本の大学院ではなく、海外の大学院という選択肢もあります。
学部からストレートで大学院に入らないルートもたくさんあります。
ただ、若い時の時間は限られていますので、よく考えて最後は直感で決めてよいかもしれません。
この記事では大学院に進学すべきでない人というタイトルでの記事でかなりネガティブな文を書きました。
それでも進学してみたいという気持ちが消えないなら進学してみるのもアリだと思います。