die with zeroを読んでFIREについて考えてみた。FIREは目指さなくてもいい。
最近die with zeroという本が人気らしいので読んでみた。
FIRE(financial independence retire early)早期リタイアという考え方が広まりつつあるから人生とお金についての考え方について学べる本だったので紹介していきたいと思う。
あくまで本を読んでの感想なので、本について触れることはあまり多くない。
この記事の結論だが、人はいつ死かわからないから、お金を貯めることばかりに注力しすぎるのは本当に良くないと思った。
アリとキリギリス
この話が冒頭で紹介されているのだが、知っている人も多いかもしれない。
夏の間コツコツと食料を蓄えていたアリは冬を越して生き残ることができるが、夏の間備蓄せずに今を楽しんでいたキリギリスは備蓄がなく冬を越せなかった
というざっくりの話にはなるが、
この本では、アリのように生きる人があまりにも多いとういうことだ。
将来のためにお金を使うことが美徳とされるが、今を我慢して将来のために貯金をする必要があるのだろうか。
アリとキリギリスの話はどちらの人生の歩み方も正解だし、不正解でもある。
だから、今にしか使えない経験にお金を使うことが良いお金の使い方になるはずだ。
人はどれだけ思い出を残したかが重要になる
人はどれだけお金や時間を持っていようが、思い出がないと幸せにはなれない。
人は思い出を通して、人生の出来事を再体験できる。
過去の楽しかった思い出、苦しかった思い出、嬉しかった思い出など。
おそらく、アリにとってはコツコツと食料を蓄えることが多い分刺激的な思い出や経験はできない。一方キリギリスは、今を生きて濃い思い出を作ることができるだろう。
キリギリスの生き方がいいように見えるが、冬には死んでしまうから圧倒的に思い出の数がアリよりも少ない。
だからどちらの生き方が正しいとかはないのだが、思い出を作ってそれを振り返る。
そうしたシンプルなことができればある程度人生は満足いくのものになる。
将来のためにためすぎているお金は、今しかできない経験に使ったほうがいい。
若いうちはいろんなことに興味あるためいろんなことにお金を使うことができる。
一方高齢になるにつれて、モノや経験への執着もなくなるのでお金が合っても使う欲がなくなって来る。
そういう人が多いため、死んだ後にもたくさんのお金が残っているし、もっと若いうちにお金を使っておけばと後悔するのだ。
だからお金を使うタイミングを大事であり、若いときにどれだけ経験をお金で買えたかで、その後の人生の豊かさが変わって来るだろう。
FIREなんてすべきではない
前述したとおりFIREという言葉が流行りだし、みんながみんな節約して、投資して、無駄なことを省くといった感じで暮らす人、あるいはそれに憧れている人があまりにも多すぎよに感じる。
私の好きなブロガー兼YouTuberの方にトーマスガジェマがという方がいる。
彼が昨日アップした動画を見たらFIREについて少し語っていた部分がありかなり共感した部分がある。
彼の動画内での主張をまとめると
「FIREしてどうするの?」
「FIREして張り合いのない人生なんてつまらない」
もちろん彼の人生経験からそのような結論に至ったわけだから、これがすべて正しいとは思わないし、FIREがだめと言いたいわけではないと思う。
FIREしたい人って現状に満足していないから、今の場所から抜け出して早く自由になりたいと感じているのだと思う。
仮にFIREをした後でも何もしないで生きるなんてことはないと思うから、完全にFIREすることはないだろう。
結局、嫌いな仕事、嫌いな人、嫌いな環境で働くのが嫌なだけで、働くこと自体が嫌いな人はいないと思う。ならFIREしたいと思うようになった原因を探し、それを徹底的に潰してい行けばFIREせずとも自由な環境は手に入れられると思う。
こう考えると結構シンプル嫌いなことからは逃げて、好きな場所に身をおくというだけでFIREしなくてもFIREした生活が簡単に手に入れられると思う。
なのでたくさんのお金を貯金する必要がなくなる。
これにはやく気づけた時点で、たくさんのお金と時間を手に入れることができたも同然である。
まとめ
FIREする必要なんてない。
そう考えることができれば、将来のために蓄えて置くはずだったお金を今に使うことができる。
お金を使って経験に変えれば、それが思い出となり人生の幸せに直結する。
もしお金と人生について悩んでいる方がいれば、die with zero が参考になると思う。